joinのコストは無になるか?
モデリングの未来の道筋を感じさせる良い記事があった。
極北データモデリング tgk氏
http://d.hatena.ne.jp/tgk/20061006#1160146375
さて、joinのコストがただ同然になる日が来るのであろうか?。
私自身は来てほしいと思っているのだが、環境が許してくれないのではないか・・・という予感。
たしかにメモリもいっぱい積めるし、周波数は上がらなくなったとはいえ、コアのマルチ化が進むからまだCPUの性能は上がるだろう。それでも・・・。
どうもDBは統合化の流れにあるらしい。データを集積して、より価値の高い情報を生む方向のような。
データの粒度そのものが細かくなる方向のような。それまで商品コードと数量で管理してたものが、商品一個にID振られたり。ユビキタスなんて目の前に迫っているんじゃないかと。
ということを思うに、確実に起こっているはずのチープ革命の恩恵は、DBサーバのも確かにあるはずなのに、負荷の増大がそれを上回るのではないか、と。すなわち、意外にjoinおコストはタダみたいにはならない・・・?
でも、それじゃぁI/Oのコストもjoinのコストより増大しそうだ・・・。
今のところ、モデリングの世界は当然ながら今知られているトランザクションに耐えられるように検討される。
が、上記のデータの粒度が変わる、みたいな現象によって起こされるトランザクション特性の変化には、即座に対応されないかもしれない・・・。
モデルがどのへんで折り合いをつけるのか、要チェックの時代の気がする・・・。